2025年10月1日、日本株市場は大きな下落を記録しました。日経平均株価は前日比で381円安、前場には一時500円を超える下げとなり、4日連続の続落です。東証プライム市場の95%以上が下落し、全面安の展開となりました。この記事では、その背景にある要因を整理し、今後の注目ポイントについて解説します。

当日の動き:全面安の展開
この日の東京市場は序盤から売り優勢でした。
- 日経平均は 44,550円(–381円) で引け
- 前場には 521円安 まで下落
- プライム市場では 1,500銘柄以上が下落
- 売買代金は 5兆円超
投資家心理を冷やす複数の要因が同時に表面化した一日でした。

下落の主な要因
1. 利益確定売りと需給調整
四半期の切り替えにあたるタイミングで、機関投資家や海外ファンドによる持ち高調整が行われました。9月までの上昇で利益を確保していた投資家が、10月入りで利益確定に動いたことが下押し要因になりました。

2. 米国政府機関の閉鎖リスク
米議会でつなぎ予算案が成立せず、連邦政府の一部が閉鎖に追い込まれました。
- 約75万人の職員が影響を受ける可能性
- 雇用統計など重要経済指標の発表が遅れる懸念
- 政治的対立が長引けば景気や金融市場に波及
このニュースが投資家のリスク回避姿勢を強め、日本株売りの一因となりました。

3. 円高の進行
ドル円は一時 147円90銭前後 まで円高が進行。円高は輸出関連株の収益見通しを直撃し、自動車や電機などを中心に株価が重くなりました。

4. 国内政治と金融政策の不透明感
10月4日に予定されている自民党総裁選では、次のリーダーが誰になるかによって財政・金融政策の方向性が変わる可能性があります。また、日銀に対しては利上げ観測が高まり、追加の金融引き締めが警戒されました。これらの国内要因も投資家の慎重姿勢を誘いました。

5. セクター別の動き
東証33業種のうち 32業種が下落。
これまで市場をけん引してきた 半導体や電子部品関連のハイテク株 も売られ、下落に拍車がかかりました。

6. テクニカル要因
株価チャートでは、
- 上値抵抗:45,600〜45,700円
- 下値支持:44,400〜44,500円
抵抗線を突破できず、支持線に迫る展開となり、投資家は「反発の材料が見えない」と感じて慎重な売買姿勢を続けました。

今後の注目ポイント
日銀の政策判断
10月中にも利上げが行われる可能性があり、為替や株式市場に大きな影響を与えると見られます。
自民党総裁選
新しいリーダーが誰になるか、またその経済政策の方向性がどうなるかによって、株式市場の期待値が変動します。
米国市場と為替動向
米国の政府閉鎖リスクや金利動向、ドル円相場は日本株に直結するため、引き続き注視が必要です。
世界的リスク
地政学リスクや資源価格の変動など、外部ショックも株価に波及する可能性があります。
まとめ
2025年10月1日の日本株下落は、国内の利益確定売りと需給調整 に加え、米国政府閉鎖リスク、円高進行、国内政治・金融政策の不透明感 が重なった結果でした。短期的には反発の可能性もありますが、上値を抑える抵抗を突破できるかが今後の焦点となります。
投資家は、政策動向と国際環境の両面を冷静に見極めることが求められる局面です。
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