こんにちは、こんとろです。今日すごかったですね。
2026年1月13日(火)の日本株は、“高市トレード復活”をきっかけに買いが一気に加速。
結論から言うと、上昇の理由はシンプルに3つです。
- ① 解散・総選挙観測で積極財政の連想が強まったこと
- ② ドル円が158円台後半まで円安で輸出株に追い風
- ③ 米株高と連休明けの買い戻しが重なったこと
この3つがそろって、日経平均もTOPIXも最高値を更新しました。
※本記事はYouTube動画(市況解説)の内容を、読みやすくブログ用に整えたものです。
きょうの指数(まず数字から)
- 日経平均:前週末比+1609円27銭(5万3549円16銭)
- TOPIX:+84.78ポイント(3598.89ポイント)
どちらも終値ベースで過去最高値を更新です。
きょうは値幅も大きく、前場の高値は一時1870円超の上昇。
日経平均は5万3814円台まで跳ねたあとも、高値圏を保ったまま引けました。
日中はTOPIXも3604ポイントまで上昇して、勢いが続きました。
日経平均が派手なのはもちろんですが、TOPIXも最高値なので、
「一部の値がさ株だけ」ではなく、市場全体でリスクオンだったことが分かります。
地合いの強さ(騰落・商い)
値動きの強さは、騰落と商いを見るとさらにハッキリします。
- 東証プライム:値上がり1063銘柄/値下がり486銘柄
- 売買代金:7兆7562億円
- 出来高:27億株台
- 日経225:上昇180銘柄/下落43銘柄
「買いの方が多い」どころか、かなり広い範囲で上がった一日でした。
ここでひとつだけ、日経平均とTOPIXの“見え方の違い”も。
日経平均は株価平均型なので、値がさ株——特に半導体の主力が動くと、指数が大きく振れやすい。
一方TOPIXは時価総額型で、市場全体の体温に近い。
きょうは両方が最高値なので、指数の派手さだけじゃなく「地合いそのものが強かった」と言えます。
急騰の理由は3つ
1つ目:政治イベントの思惑(いわゆる「高市トレード」)
週末に「通常国会(1月23日)冒頭で衆院解散を検討」「早ければ2月上旬にも総選挙」といった報道が出て、
市場は“財政拡張が進みやすい”方向で反応しました。
これがいわゆる「高市トレード」。
景気刺激や積極財政が意識されると株は買われやすい一方で、国債は売られやすくなって金利が上がりやすい。
そして本来、金利上昇は円高要因にもなり得ますが、きょうは「財政拡張→インフレ懸念や先行き不透明感」という連想が勝って、
結果として“株高・債券安(=金利上昇)・円安”が同時に進む展開になりました。
2つ目:円安(158円台後半)
ドル円は158円台後半まで円安が進み、輸出株の追い風が強まりました。
さらに対ユーロや対スイスでも円安が進んでいて、
「円はしばらく弱いかも」という空気が、外需株の買いを後押しした面があります。
3つ目:米株高+連休明けの買い戻し
米国は直近で2日続けて強く、リスクオンの空気が続いていました。
祝日明けの日本株は、そのムードを一日遅れて取り込みやすい。
そこに、年明けの値動きの荒さで溜まっていた「売られ過ぎの買い戻し」や「短期の巻き戻し」も重なって、
上げが加速した——という構図です。
きょうの場中の空気感
寄り付きから買いが先行して上げ幅を広げ、
午後には解散報道がもう一段意識されて、いったん強含み。
そのあと引けにかけては、さすがに上げ過ぎ警戒で利確も出る——
でも下がらない。結局「押したら買い」が勝った、という一日です。
ここからは、いつも通り
金利 → 為替 → 米国 → 日本株
の順で、きょうの中身を整理します。
① 金利(国内)
きょう目立ったのは、債券が売られて金利が上がったこと。
国債は「国の借金の証書」みたいなもので、
積極財政が意識されると「これから国債がたくさん出てきそう」と連想されます。
増えそうなものは値段が下がりやすいので国債が売られ、
値段が下がると利回りが上がる——つまり金利上昇につながりました。
実際、10年金利は2.15%まで上昇。
20年は3%台前半、30年も3%台半ばと、超長期が大きく動きました。
超長期は“財政の見通し”に一番敏感なので、ここが荒れると、株も落ち着きにくくなります。
ここが重要で、金利が急に上がると株にはブレーキになりやすい。
将来の利益を割り引いて考えるので、ハイテクやグロースは重くなりがちです。
でもきょうは、円安メリットが大きい外需や、金利上昇が追い風になりやすい銀行が強くて、
金利高のマイナス面を押し切って、株が上を取りにいった形です。
② 為替(ドル円)
ドル円は158円台後半。
円安が進むと、まず買われやすいのが自動車、機械、電機といった輸出系。
きょうの上げの“土台”は、間違いなくこの円安です。
ただし注意点もひとつ。
円安そのものは輸出株にプラスなんですが、
その円安の理由が「景気が良いから」ではなく、金利が急に上がって市場が不安定になっているからだと話が変わります。
金利が跳ねると、企業の資金調達コストが上がったり、株の評価(バリュエーション)が下がりやすくなるので、
どこかで株全体が揺れやすいんですね。
加えて、円安が長引くと輸入コストが上がって、内需には逆風になりやすい。
きょうはリスクオンで突っ走りましたが、金利とセットで見ておくのが大事です。
③ 米国
米国株は高値圏で推移していて、全体のリスクオンムードは続いています。
ただ、きょう以降は「上がるかどうか」よりも、上げの勢いが続くかを決める材料に注目が集まります。
まず今夜、日本時間22時30分に12月の米CPIが出ます。
数字が強ければ米金利が上がりやすく、株にはブレーキ。
逆に落ち着いていれば、「利下げ期待」が残って株には追い風——という分岐点です。
そしてもう一つが、米大手銀行の決算(JPモルガンなど)。
ここで景気や金利見通しがどう語られるかで、
米金利 → ドル円 → 日本株の流れが一気に動きやすくなります。
なので今夜は、「米株」そのものより、
米金利とドル円がどちらに振れるかをセットでチェックしておきたいところです。
④ 日本株(きょう上げた核心)
主役ははっきり2本立て。
- 自動車・輸送用機器
- 半導体(値がさ中心)
輸送用機器はセクターとして上昇が目立ち、トヨタなどに買いが入りました。
円安が進むと、まずここが買われやすいのは分かりやすいところです。
銀行、卸売、証券といった“景気・金利”に反応しやすいセクターも上位でした。
そして日経平均を押し上げたのは、半導体の値がさ株。
指数へのプラス寄与は、アドバンテスト、東エレク、ソフトバンクGが上位。
逆に、TDK、リクルート、ニトリ、任天堂あたりがマイナス寄与でした。
一方、新興市場も悪くありません。
グロース市場は投資マインドの改善で続伸でしたが、物色の軸はプライムにあって、上げ幅は限定的。
「まず大型でリスクオン、その次に資金が回るか」を見る局面です。
終盤はやや上値が重い場面もありましたが、
それは「悪材料」より、短期的な過熱感を意識した利確が出た、という見方が自然です。
あす以降の見どころ(3つ)
1)最高値更新のあと、日経平均が5万3000円台に“居座れるか”
勢いが強い相場ほど、押し目の入り方で空気が変わります。
2)解散・選挙のヘッドライン
期待が先行しやすい材料なので、追加報道で上にも下にも振れやすい。
値動きが荒くなったときほど、ポジションサイズは控えめが無難です。
3)米CPI → 米金利 → ドル円 → 日本株の連鎖
円安が続けば外需は追い風。
ただ金利が跳ねると、相場全体は不安定になります。
“為替だけ見て安心”ではなく、金利とセットで確認しましょう。
まとめ
以上、2026年1月13日(火)の日本株まとめでした。
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免責
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。


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